散歩道の頭の体操

昨日の散歩は、絶好調だったな。いや、幸運だったと言うべきかな。「何が?」って、単なる数字遊びに違いないんだがね。歩きながら出くわす車のナンバーの4ケタの数字で「10」をつくる単純な算数遊びだ。ただ、そこにはルールがあってね。「あってね」っていうよりも、まあ、自分にルールを課したっていうことかな。主なルールは2つ。一つは数字を順番に使うこと、二つ目は使っていい演算は「加減乗除」が基本で、他に√(平方根)と!(階乗)は使用を許可する。n!(nの階乗)は1×2×3×…×nのことで、例えば3!=1×2×3=6。数学上の約束で、0!は1と定義されている。( )も使っていいことにする。

 昨日の散歩は幸運だったというのは、散歩で出くわした19台の車のナンバーについて、全部これが出来たからだ。1台の車のナンバーを見て、次の車のナンバーを見るまでの間に間に合わせないと気持ちがすっきりしないのだが、これが時に難しいから、ちょっと立ち止まったりする。つまり「歩く」という意味での散歩の目的を一部阻害する訳だが、まあ、とにかく昨日は全部出来たんだね。

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こんなことは尋常ではない。「1210」とかいう車に出くわせば、たちまち「出来ない」ケースにぶつかる訳だから、いつでも全部できる訳じゃない。その意味で「幸運だった」に相違ないのだ。

 私の場合、散歩はパソコン作業に疲れた腰や肩をリラックスするために「町内一周4300歩」が基本だが、こんな遊びをやっているから頭は働き続けているに違いない。そんな遊びもやらずにのんびりすればいいのだがと思って、昨日、『散歩で見かける草花・雑草図鑑』(創英社/三省堂書店、写真:鈴木庸夫、解説:高橋冬)を買った。でも、きっと、雑草の花弁の数を数え始めたりして、結局「数」の世界からは離れられない気はするのだが…。

(2016年5月6日)

カテゴリー: 原発関連

「3.11 いのちのつどい」 国際平和ミュージアム

東日本大震災から5年を迎えた3月11日(金)、立命館大学国際平和ミュージアムにて、東日本大震災によって犠牲になられた方々の鎮魂と被害を受けた地域の復興を願って「3.11いのちのつどい」を開催されました。
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/news/15/160311/news_160311.html

2016 年「3/11 いのちのつどい 追悼セレモニー」挨拶
めげず、たゆまず、未来をひらこう
安斎育郎
(立命館大学名誉教授/福島プロジェクト・チームリーダー)

5 年前の今日、東北地方を襲った巨大な地震と津波は、日本の原発
の心臓部あるいはアキレス腱ともいうべき「緊急炉心冷却系」の機
能を奪い、炉心溶融や水素爆発を引き起こして大量の放射性物質を
放出させました。5 年経った今なお、放射能は生活圏のそこここに残
り、がん発生の危険といった身体的影響への不安だけでなく、根深
い心理的不安となって故郷(ふるさと)への帰還意欲を萎えさせ、
被災した地域社会そのものを消滅させる恐れさえある深刻な事態を
もたらしています。それはまた、被災地の外でも、被災者に対する
偏見や差別、被災地に対する風評被害の原因となっていることはご
承知の通りです。

私が福島の人々とともに原発批判に取り組み始めたのは 44 年前
のことですが、結局このような原発災害を防げなかったことを今で
も悔やみ、自責の念に囚われています。いま、毎月福島を訪れ、保
育園や公共施設、さらには、求めに応じて一軒一軒の民家を回って
放射線環境を調査し、不安や疑問に答えながら、被曝のリスクを減
らす具体的な方法を提言する「福島プロジェクト」に取り組みつつ、
3つのことを感じています。

第1に、「事故現場を見に行けない」という原発災害の特徴ゆえに、
事故原発の内部の様子はいまだに解明できず、廃炉には「40 年」と
か「70~80 年」といった予想が取り沙汰されています。70 万トンを
超える汚染水や、10 万か所を超えて保管されている除染廃棄物の最
終処分の問題も、人々を不安にさせています。これらは、私たちの
前に深刻な事態が今も厳然と残されていることを示しています。廃
炉を計画的に進めるためにも、力量のある原子力技術者の養成は社
会的急務ですが、その見通しも定かではありません。

第 2 には、被災地で暮らす人々の放射線環境は、除染によってか
なり改善されつつあるものの、帰還困難区域はもとより、原発から
遠く離れた地域でもホットスポットが随所に残っており、実態を科
学的に把握し、被曝を減らす努力が引き続き不可欠だと言わなけれ
ばなりません。昨年 10 月に訪れた浪江町の帰宅困難地区の民家の庭
先の土からは「1 キロ当たり 220 万ベクレル」の放射能が検出され、
先月訪れた福島市内の民家は、原発から 60 キロメートル離れていま
すが、雨樋の下の土には 1 キロ当たり 17 万ベクレルの放射能が検出
されました。「福島プロジェクト」は、今後も毎月の放射能調査を続
け、被災者の生活を支えていきたいと考えています。

第 3 に、そうした中で暮らす人々の被曝は、幸い、放射線影響の
発生を深刻に懸念するような状況ではないということです。ややも
すれば、「福島=放射能汚染」と決めつけ、「がんや奇形が続々発生
するのではないか」といった実態を全く無視した考えに陥り、反人
権的な差別や偏見や風評被害を助長するような傾向が、この 5 年間
事実ありましたし、今も執拗に残っています。平和学的に言えば、
こうした行為は暴力に他ならず、理性とは対極あると言わなければ
ならないでしょう。

私は、事故直後から、「隠すな、ウソつくな、過小・過大評価する
な」と訴えるとともに、「事態を侮らず、過度に恐れず、理性的に向
き合おう」と語りかけてきました。これらの視点は、ひきつづき大
変重要であると確信しています。そして、事故の原因とその責任を
厳しく追及しつつも、今も大きな不安の中で現に生活している数多
くの被災者とともに生活環境の改善にいっそう努力し、ともに悩み
ながら安心な未来づくりに手を携えていきたいと思います。
学校法人・立命館は、2006 年、「立命館憲章」を制定し、その中
で、「立命館は、人類の未来を切り拓くために、学問研究の自由に基
づき普遍的な価値の創造と人類的諸課題の解明に邁進する」こと、
そして、「教育にあたっては、建学の精神と教学理念に基づき、『未
来を信じ、未来に生きる』の精神をもって、確かな学力の上に、豊
かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍でき

る人間の育成に努める」ことを宣言しました。私は、今後とも立命
館学園が自然・社会・人文諸科学の総合的な視点から、未曽有の原
発事故を伴う東日本大震災の本質の科学的解明に貢献するとともに、
学園が、災害復興支援室の積極的な役割をも期しつつ、科学的認識
力と豊かな感性をもって被災地域の人々ともに自由闊達に新たな地
平を開拓する若い世代を育むことを心から期待して、私のメッセー
ジといたします。
ありがとうございました。

カテゴリー: 原発関連

ててて!TV(山梨放送)桂川秀嗣先生が特集番組に出演されました。

ててて!TV(山梨放送)の番組に、福島プロジェクトのメンバーである
東邦大学 名誉教授 桂川秀嗣さんが出演されお話されました。

2016年3月10日放送
<特集>山梨から福島へ~正しい放射線量を知る~
http://www.ybs.jp/tv/tetete/2016/03/10154438.html

カテゴリー: 原発関連

グローバル・ネットワーク21 春フォーラム【シンポジウム開催のおしらせ】

【シンポジウム開催のおしらせ】

「日本の原子力政策と安全保障政策を問う」
GN21(グローバル・ネットワーク21) 春フォーラム

と き:2016年3月12日(土) 13:30~17:00
ところ:立命館大学朱雀キャンパス 202教室(JR二条駅から徒歩5分)
参加無料、事前申し込み不要

─「福島第一原発事故」から5年が経ちました。
未曾有の原発事故がもたらした現実はどうなのか、どうしてこのような「過酷事故」が起こったのかを踏まえ、これからの電力生産政策の在り方にメスを入れます。

─もう一つの深刻な問題である「沖縄の米軍基地問題」。
中央政府と地方自治体が決定的な対立局面を迎えています。現地ではいったい何が起こっているのか、どうしてこのような事態がもたらされたのか、これからの国家と自治体の関係はどうあるべきなのかを考えます。

─これらエネルギー安全保障や軍事安全保障の問題を、TPPを含む食糧の安全保障、戦後のアメリカの対日支配戦略、それに対する日本の政財界の姿勢などと関連させつつ総合的に議論します。

GN21春フォーラム

「日本の原子力政策と安全保障政策を問う」
GN21(グローバル・ネットワーク21) 春フォーラム
お知らせPDFファイル
GN21春フォーラム PDFファイル

カテゴリー: 原発関連

京から Green コミュニケーション!

9月4日金曜日 17:00〜17:30 放送
京都三条 ラジオカフェ「京から Green コミュニケーション!」に安斎育郎所長が出演しました。
番組はインターネットで視聴できます。

京都三条 ラジオカフェ「京から Green コミュニケーション!」ページアドレス
http://radiocafe.jp/200304002/

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カテゴリー: 平和関連

被団協に「感謝状」をお届けしました

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2015年7月1日

 東京・浜松町の「神明いきいきプラザ」ビルで開かれていた日本原水爆被害者団体協議会の役員会の始まる前、10分ほどお邪魔して、田中熙巳事務局長に写真のような「感謝の手紙」をお渡ししてきました。代表委員3人(坪井直さん、岩佐幹三さん、谷口稜曄さん)のお姿を背景に、核兵器廃絶のために努力される被爆者の方々への感謝のメッセージをしたためました。

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福島プロジェクト、ご支援のお願い

私たちの福島での調査・被曝低減・相談活動が、さる4月、NHKのETV特集で「終わりなき戦い─ある福島支援プロジェクトの記録」として紹介されました。今後も放射能の専門家として、「被災者とともに生きる」をモットーにボランティア活動を続けるためには、旅費・印刷費・郵送料などの経費をまかなう財源を必要としています。ご支援頂ければ幸いです。

寄付口座は『ゆうちょ銀行』です。
●ゆうちょ銀行から振り込む場合
ご自身のゆうちょ銀行カードあるいは通帳を使ってATMで送金する場合は手数料が無料ですが、
郵便局の窓口で「現金と振込用紙」で送金する場合は手数料がかかります。
記号:14440
番号:3883851
口座名:アンザイイクロウ

●銀行から振り込む場合(手数料有料)
【店名】四四八(読み:ヨンヨンハチ)
【店番】448
【預金種目】普通預金
【口座番号】0388385
【口座名】アンザイイクロウ

振り込まれましたら、是非ご住所、氏名をファックス075-741-7282か
電話(月・水・金 午後)075-741-7267でお知らせください。
振り込まれていることの確認と領収書をお送りしたいと思います。

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クラウドファンディング達成

この度はクラウドファンディング『イラストレーター安齋肇氏も応援!福島の保育園児に安心な散歩道を!』をご支援くださり有難うございました。

10月4日に終了しましたが、合計1,778,600円ものご支援が集まり、ファンディングを達成することが出来ました。改めてお礼申し上げます。

安斎科学・平和事務所では、この資金を使って、まずはこの1年どの地域を重点的に測定していくのが有効なのか、事務所に寄せられる測定希望と共に、方向性を定めて調査・提言・相談活動を進めていくべく、具体的な検討に入っています。

10月の福島調査は16日~18日に行います。その後も毎月福島へ伺います。もし福島県内で測定のご希望がありましたら、安斎科学・平和事務所へご遠慮なくご連絡ください。事務所が設定したスケジュールの中へ組み込んで測定に伺います。

また福島での生活において、放射線に関する疑問などがあればご相談ください。

支援者全ての方へのギフトである福島調査報告書1通(過去1年の保育園調査で分かったことも付加し、まとめたもの)を今月末までに電子データでお送りします。

安齋肇氏の作品等のギフト発送も来週には取り掛かります。
しばらくお待ちください。

https://www.facebook.com/asap.anzai

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福島の保育園児に安心な散歩道を!

安斎科学・平和事務所では、現在、【シューティングスター】ShootingStarというクラウドファンディング・サイトで、福島原発事故の影響下での生活をよぎなくされている福島県民の方々と共に行ってきた空間放射線量の実態調査のための運営資金のご支援を募っております。

クラウドファンディング・サイト
福島の保育園児に安心な散歩道を!プロジェクト
福島の保育園児に安心な散歩道を!
<プロジェクト内容>
安斎育郎(放射線防護学者)が、原発被災地の放射線を被災者とともにホット・スポット・ファインダーで測り汚染実態をふまえて被曝を減らす具体的な方法を助言します。子どもの心身の発達にとても大切な散歩が安心してでき、被災者がなるべく被曝しないですむ方法を提言します。

「ホット・スポット・ファインダー(高性能の放射線測定システム)で測定し、被曝を減らす方法を提案して園児たちの活動範囲を広げていく」
─この取り組みを息長く続け、子どもたちの心身の発達を促せるよう努めたいと考えています。

イラストレーター/アートディレクター安齋肇氏の賛同・協力で、このプロジェクトに作品を提供していただきました。
安齋肇氏が提供してくださいました作品は、安斎育郎(ASAP所長)の福島調査報告書と共に、クラウドファンディング・サイト上で「福島の保育園児に安心な散歩道を!」プロジェクトへご支援くださる方々に、ギフトとして贈らせていただます。

安齋肇(イラストレーター・アートディレクター)

イラストレーター・アートディレクター

安齋肇氏 ポストカード各種

安齋肇氏

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安斎ゼミOB/OG会(育門会)

7月12日 京都駅前酔心にて安斎ゼミOB/OG会が開催され20名ほど集まりました。

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ASAP所長、安斎郁郎が立命館大学国際関係学部の教授時代(今から8年前まで)のゼミ生の方々との懇親のひと時。

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