散歩道の頭の体操

昨日の散歩は、絶好調だったな。いや、幸運だったと言うべきかな。「何が?」って、単なる数字遊びに違いないんだがね。歩きながら出くわす車のナンバーの4ケタの数字で「10」をつくる単純な算数遊びだ。ただ、そこにはルールがあってね。「あってね」っていうよりも、まあ、自分にルールを課したっていうことかな。主なルールは2つ。一つは数字を順番に使うこと、二つ目は使っていい演算は「加減乗除」が基本で、他に√(平方根)と!(階乗)は使用を許可する。n!(nの階乗)は1×2×3×…×nのことで、例えば3!=1×2×3=6。数学上の約束で、0!は1と定義されている。( )も使っていいことにする。

 昨日の散歩は幸運だったというのは、散歩で出くわした19台の車のナンバーについて、全部これが出来たからだ。1台の車のナンバーを見て、次の車のナンバーを見るまでの間に間に合わせないと気持ちがすっきりしないのだが、これが時に難しいから、ちょっと立ち止まったりする。つまり「歩く」という意味での散歩の目的を一部阻害する訳だが、まあ、とにかく昨日は全部出来たんだね。

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こんなことは尋常ではない。「1210」とかいう車に出くわせば、たちまち「出来ない」ケースにぶつかる訳だから、いつでも全部できる訳じゃない。その意味で「幸運だった」に相違ないのだ。

 私の場合、散歩はパソコン作業に疲れた腰や肩をリラックスするために「町内一周4300歩」が基本だが、こんな遊びをやっているから頭は働き続けているに違いない。そんな遊びもやらずにのんびりすればいいのだがと思って、昨日、『散歩で見かける草花・雑草図鑑』(創英社/三省堂書店、写真:鈴木庸夫、解説:高橋冬)を買った。でも、きっと、雑草の花弁の数を数え始めたりして、結局「数」の世界からは離れられない気はするのだが…。

(2016年5月6日)

カテゴリー: 原発関連