放射能から命を守るシリーズ第19回 「福島での活動について」

第19回 ”福島での活動について” 2014年5月30日収録
講師:安斎育郎(ASAP所長) (専門:放射線防護学・平和学)

安斎科学平和事務所がお届けする放射能から命を守るシリーズ
今回は第19回目です。
こちらでは一年近く、福島プロジェクトと題した活動をつづけていますが、
それについて今日、安斎所長から説明をしていだきます。
よろしくお願いします。

はい、みなさんこんにちは。
今回、第19回目ですけれども、この安斎科学・平和事務所が福島原発関連でやっている仕事、それについて映像をつかって説明したいと、ちょっといつもと違うシチュエーションですけども、ご紹介したいと思います。
えーっと、この安斎科学・平和事務所は、福島原発事故が起こった2011年3月以降一貫して福島原発問題に関わって、特に、ぼくが幼いころ福島に住んでいたという想いもあって、福島にいる幼い子どもたちが、将来、より安心安全に暮らせるような、そういう環境を保証する為に力を尽くすのが放射線防護学という専門を持つ安斎育郎の社会的責任の一つだと思っていますので、そういうかたちで、福島にずっと関わってきました。

特に、ここ一年余りは、毎月福島に通って三日間、保育園や、幼稚園や、小学校やあるいは、公共の施設や、あるいは、希望があれば、個人のお宅にもうかがって、放射能汚染の様子を調べて、その調べた、データに基づいて、どうすれば、放射線を被曝しないで済むか、ということを、具体的に、こういう手立てをすればいいですよということを説明し、条件が合えばその場で除染をしたり、あるいは、放射線を遮蔽する作業をやったり、そういうことをやってきました。

言葉で言っただけでは、なかなかわかりにくいのでたまたま、テレビユー福島というテレビ局が、私たちが、さくら保育園という福島市内のわたり地区という放射能が相対的にたくさん降ったとこですが、その周辺について、調査している様子を放映した
事例がありますので、その映像を見ながら、説明をしたいと思います。

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